鳥山明の生涯年収がエグすぎる!資産総額は200億円超か。

『ドラゴンボール』や『Dr.スランプ』で知られる漫画家・鳥山明先生が3月1日に急逝されました。

享年68歳、死因は急性硬膜下血腫と報じられており、その突然の訃報に、多くのファンや業界関係者が大きなショックを受けています。

そんな中、鳥山明先生の世界的な成功に伴う資産総額が気になるファンも少なくありません。しかし、具体的な数字となると曖昧な情報が多く、その正確性に疑問を抱く人もいるようです。

そこで今回は、鳥山明先生の収入の実態や、印税収入がどの程度だったのかについて、詳しく探ってみたいと思います。

鳥山明の最新の年収は14億円!

鳥山明さんは、2024年の漫画家年収ランキングで堂々の第2位に輝き、その額は驚異の14億8000万円に達しました。

一方で、漫画家の平均年収は約406万円とされており、これだけでも漫画家の収入には大きな個人差があることがわかります。収入の差は、漫画家のキャリアや作品の人気度に大きく依存しているのです。

日本国内にはおよそ5000人の漫画家が活動しているとされていますが、その中で多額の印税収入を得られるのはほんの一握りに過ぎません。その中でも、鳥山明さんは『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』といった大ヒット作によって、圧倒的な成功を収めました。

では、この年収の中で、鳥山明さんがどれほどの印税収入を得ているのでしょうか?ネット上では「鳥山明さんの印税収入が桁外れ」という噂が飛び交っており、その実態を明らかにしてみたいと思います。

 

鳥山明の年収の内訳

さて、鳥山明さんの年収の内訳はどのようなものだったのでしょうか。

鳥山明の年収の内訳①漫画原稿料

原稿料を受け取ることで、初めて“漫画家”と名乗ることができます。この原稿料は1ページあたりの金額で決まり、その月に何ページ描いたかで収入が決まります。

連載を持っていない無名の漫画家、いわゆる「売れていない」漫画家の原稿料は、1ページあたりおおよそ4000円から7000円が相場です。しかし、人気漫画家になると、この単価が大幅に上がり、1ページあたり2万円から3万5000円になることもあります。

例えば、週刊連載をしている漫画家が1週間に20ページ描いた場合、以下のように計算されます:

  • 1週間の原稿料:20ページ × 2万5000円 = 50万円
  • 1か月(4週間)の原稿料:50万円 × 4 = 200万円
  • 1年間連載を続けた場合の年収:200万円 × 12か月 = 2400万円

ただし、週刊連載のような雑誌は読者からの人気投票を受け付けていることが多く、人気が落ちると打ち切りの可能性があります。そのため、常にストーリーの面白さやコンテンツの充実に注力することが求められます。

 

鳥山明の年収の内訳②印税収入

鳥山明さんは『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』で成功を収めたことで知られていますが、特に『ドラゴンボール』は世界中で絶大な人気を誇ります。この作品は、一般のファンだけでなく著名人からも愛されており、その人気は今なお衰えることを知りません。

『ドラゴンボール』の成功は、漫画の売上だけに留まらず、グッズ、ゲーム、そしてオンラインでの人気も相まって、多岐にわたる収入源を生み出しています。これに伴い、鳥山明さんの印税収入が驚異的な額に達しているという噂がネット上で話題となっています。

実際、どの程度の収入が見込まれているのか気になるところです。2021年のデータではありますが、その印税収入が第3位の114億4000万円と予想されており、この噂が誇張ではないことがわかります。

1位の『ワンピース』や2位の『ゴルゴ13』も然り、『ドラゴンボール』のストーリーや独特の世界観が外国人にも受け入れられやすいことが、今なお人気を維持している要因であることが、このランキングからも伺えます。

印税とは、書籍化やデジタル化された漫画作品が読者に購入された際に、その売上の一部が作者に支払われる仕組みです。一般的には、書籍の価格の8%から10%程度が印税として支払われると言われています。

例えば、印税が5%に設定されている場合、500円の漫画が1冊売れると、漫画家には25円が支払われることになります。印税の金額は、作品の売上に比例して増えるため、作品が売れれば売れるほど、漫画家の収入は増えていきます。

例えば、500円の漫画が年間で100万部売れた場合、印税率が5%であれば、印税収入は2500万円に達します。売れっ子漫画家が「億を稼ぐ」と言われるのは、こうした大量の売上によって、印税収入が大きくなるからです。まさに、夢の印税生活といったところですね。

ただし、印税は漫画が売れたらすぐに支払われるわけではありません。通常、1年の終わりに出版社がその年の売上を計算し、それに基づいて印税が作者に振り込まれる仕組みになっています。

このように、印税の額を見れば、その作品がどれほど売れているかをある程度推し量ることができます。

 

鳥山明の年収の内訳③著作使用権料

グッズ販売も、漫画家の年収に大きな影響を与える収入源の一つです。作品がヒットすると、キャラクターのグッズ化、アニメ化、ドラマCDの制作など、さまざまなメディア展開が進められます。これらの企画による収益の一部は、ロイヤリティ(著作使用権)として漫画家に支払われます。

例えば、アニメが1話放送されるごとに、漫画家には10万から15万円が支払われることがあります。また、作品がゲーム化されて1本売れると、その売上の3%が漫画家に支払われることもあります。

このように、売れっ子漫画家になると、作品の売上から得られる印税やグッズ、アニメ、ゲームなどの著作使用権収入によって、年収が「億単位」に達することも珍しくありません。

鳥山明の年収推移

高額納税者番付によると、鳥山明さんの年収は上記の通りです。

この制度は2006年に廃止されましたが、1987年から2005年までの年収データが判明しています。

  • 1987年から2005年までの平均年収は約7億865万円

鳥山明さんの代表作『ドラゴンボール』は、1995年に漫画の連載が完結しましたが、その後もアニメーションの展開が続いているため、2005年以降も年収は7億円以上に達していると予想されています。

これほどの高収入を長期間にわたり維持することは、非常に難しいことです。『ドラゴンボール』が日本のアニメーションの魅力を広く世界に発信したその影響力は、非常に大きく、日本が誇るべきものだと言えるでしょう。

 

鳥山明の生涯年収

鳥山明さんの生涯年収は、以下の要素を元に推定されます。以下のことを総合すると、鳥山明さんの生涯年収は数百億円に達する可能性が高いです。

特に『ドラゴンボール』などの成功と、それに続くメディア展開、グッズ販売などからの収益を考えると、非常に高額な生涯収入であったと推測されます。

印税収入

『ドラゴンボール』: 印税収入は125億円以上とされています。全世界の総売上が約2兆5000億円であり、その5%程度が印税として推定されています。『Dr.スランプ』: 印税収入は14億円とされています。

 

グッズ・メディア展開

アニメ化、ゲーム化、グッズなどからの収益も含まれます。これらの収益は年々増加し続け、多くの人気商品やメディア展開が行われました。

 

法人収入

個人収入に加えて、法人としての収益も考慮すると、資産総額は200億円以上に達する可能性があります。

 

過去の高額納税者データ

1987年から2005年の間で、平均年収は約7億865万円とされています。2005年以降も高い年収が続いたと予想されます。

 

鳥山明の全盛期の年収

↑で記した鳥山明さんの収入の内訳と年収推移を見るに、鳥山明さんの全盛期の年収は、年間で20億円から30億円以上に達していた可能性があります。

 

鳥山明の貯金額・資産額

個人の収入に加えて、法人としての収入も含めると、鳥山明さんの資産総額は200億円以上に達すると予想されています。この数字からも、鳥山明さんの偉大さを実感することができます。

海外の人々に「日本といえば何?」と尋ねると、「ドラゴンボール!」と答えるほど、その知名度は世界中に広がり、鳥山明作品の圧倒的な人気が伺えます。日本の漫画文化を世界に広め、発展させた彼の功績は計り知れません。

さて、『ドラゴンボール』の印税収入はいくらになるのでしょうか?

  • 単行本の発行部数は完全版(2000万部)を含めて、国内で1億6000万部以上
  • 全世界累計で2億6000万部を記録
  • 漫画・アニメシリーズ・ゲーム作品などを含めた総売上は230億ドル(約2兆5000億円)※2019年時点
  • 『ドラゴンボール』アニメの原作使用料は約5760万円

これらを踏まえると、『ドラゴンボール』だけでの印税収入は125億円以上に達すると見られています。

ちなみに、『Dr.スランプ』の印税収入は14億円と推定されています。また、『Dr.スランプ アラレちゃん』のアニメの原作使用料は3000万円程度とされています。

鳥山明さんの2005年以降の年収や印税について、正確な数字は明らかではありませんが、映画化、アニメ化、カードゲーム、グッズ収益なども含めると、彼の生涯収入は天文学的な金額に達していたことは間違いないでしょう。

鳥山明の自宅

鳥山明先生のご自宅は、カーナビにも表示されるほどの規模を誇る大豪邸です。この自宅は、スタジオも兼ねており、そのスタジオは「バードスタジオ」と呼ばれています。地元では「アラレちゃん御殿」とも称され、その存在感が伺えます。

現在の住まいと事務所も、この豪邸にあります。鳥山明先生の訃報を受けて、ご自宅を訪れ、手を合わせたいと考えるファンも少なくないでしょう。

ただ、訪問の際は、ご家族や近隣の方々への迷惑にならないよう、十分に配慮し、協力し合いながら行動しましょう。

 

鳥山明の印税収入の行方

執筆した本(漫画)、作詞作曲を手掛けた音楽、写真や絵画などの「著作物」には、創作された時点で「著作権」が自動的に発生します。創作者は「著作権者」となり、出版社などから著作権使用料として印税を受け取る権利を持ちます。

では、漫画家(著作権者)が亡くなった場合、この印税や著作権はどうなるのでしょうか?

著作権は、相続財産として家族に引き継ぐことが可能です。鳥山明さんには奥様と3人のお子さんがいらっしゃるため、おそらくご家族がこの著作権を引き継ぐことになるでしょう。

著作権の保護期間は、作品が創作された時点、または鳥山明さんが亡くなられた後から70年間です。この期間中、著作物の使用に対する権利は引き継がれ、保護され続けます。

2018年12月30日に施行された著作権法の改正により、これまでの保護期間は50年間から70年間に延長されました。70年が経過すると、その著作物は「パブリックドメイン」となり、誰でも自由に利用できるようになります。

最近の例として、アメリカでは公開から95年が経過し、著作権の保護期間が切れたことで、初代ミッキーマウスなどのキャラクターが2024年1月1日からパブリックドメインとなりました。

このように、著作物の保護期間が設けられている理由は、著作権を永久に保護することが文化の発展を阻害する可能性があると考えられているためです。なお、著作権の保護期間は国によって異なる場合があります。

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